水いぼについて
水いぼとは
水いぼ(伝染性軟属腫)は、伝染性軟属腫ウイルス(Molluscum contagiosum virus)によるウイルス感染症 です。主に 子ども に多く見られ、皮膚に1〜5mm程度の光沢のある小さな水ぶくれのような発疹が現れる ことが特徴です。掻き壊すことで 周囲に広がりやすく、プールやタオルの共用などで感染が拡大 することがあります。通常は 半年から2年程度で自然に治ります が、かゆみや炎症が強い場合、または数が増えてしまう場合は治療が必要になることもあります。水いぼでお悩みの方は、目黒区東が丘駒沢公園近くの「山本ファミリア皮膚科 駒沢公園」までご相談ください。
このような場合はご相談ください
✓皮膚に小さな光沢のあるいぼが増えてきた
✓ かゆみがあり、掻いてしまうことで さらに広がっている
✓ プールや体育の授業で他の子どもに感染しないか心配
✓ 長期間治らず、見た目が気になる
✓ いぼが赤く腫れたり、痛みが出てきた
水いぼの症状
①光沢のある小さな発疹
直径1〜5mm程度の 光沢がある丸い発疹が現れます。皮膚の色とほぼ同じか、やや白っぽい色をしています。
②へそ状のくぼみ
発疹の中心部に 小さなくぼみ(へそ) ができることが特徴です。いぼの中にはウイルスを含む白い物質が入っています。
③かゆみを伴うことがある
かゆみが強い場合、掻き壊してしまうことで他の部位に広がったり、細菌感染を起こすことがあります。
④数が増えていく
最初は1〜2個程度でも、掻いたりタオルを共用したりすることで数が増えることがあります。特に脇の下や腕、膝の裏、お腹、太ももに多く見られます。
⑤数か月から2年程度で自然に治る
免疫が働くことで半年〜2年以内に自然に消失することがほとんどです。ただし、数が多い場合や炎症がある場合は治療を検討することもあります。
水いぼでお悩みの方は、駒沢大学駅近くの「山本ファミリア皮膚科 駒沢公園」までご相談ください。
水いぼの原因
①ウイルス感染
伝染性軟属腫ウイルスが皮膚に感染することで発症します。ウイルスは 皮膚の表面にとどまり、血液には入りません。
②直接的な接触感染
水いぼに触れることで 直接感染することがあります。特に兄弟間や友達同士の接触 で広がることが多いです。
③間接的な感染
タオルや衣服、プールのビート板などを介して間接的に感染することもあります。
④皮膚のバリア機能が弱い
アトピー性皮膚炎の方や 乾燥肌の方は皮膚のバリア機能が低下しているため、感染しやすい傾向 があります。
⑤ 免疫がまだ発達していない
幼児や小児は免疫が未発達なため、水いぼにかかりやすいとされています。
水いぼでお悩みの方は、駒沢大学駅近くの「山本ファミリア皮膚科 駒沢公園」までご相談ください。
水いぼの日常の注意点
①掻きむしらないようにする
水いぼを掻き壊すと ウイルスが広がり、新たな発疹ができやすくなる ため、爪を短くし、かゆみがある場合は適切なケアを行うことが大切です。
②保湿をしっかり行う
皮膚の乾燥を防ぐことで かゆみを軽減し、掻き壊しを防ぐこと につながります。ヒルドイドやワセリンなどの保湿剤を使用するのもおすすめです。
③タオルや衣類の共用を避ける
水いぼに触れたタオルや衣類を共有すると 他の人に感染する可能性があるため、自分専用のものを使うようにしましょう。
④プールや体育の授業の注意点
基本的には、他のお子さんにうつさないように、プールに入る前にきちんと治療しましょう。陸上での活動の運動は、ガーゼで覆うなど患部が触れ合わないようにすれば問題ありません。
⑤自然治癒を待つか、治療を行うか医師と相談
水いぼは自然に治ることが多いため、無理に治療せずに 経過観察する方法も選択肢のひとつです。ただし、広がる場合や本人が気にする場合は治療を検討します。
水いぼでお悩みの方は、駒沢大学駅近くの「山本ファミリア皮膚科 駒沢公園」までご相談ください。
水いぼの治療方法
①ピンセットで摘除
専用のピンセットを使用し、水いぼの中のウイルスを含む物質を取り除きます。摘除する際に痛みを伴うため、事前に 麻酔テープ(ペンレステープ)を貼ることで痛みを和らげることが可能 です。
②ヨクイニン(ハトムギエキス)の内服
ヨクイニン(ハトムギエキス)を内服することで、免疫を高め、水いぼの治癒を促進 すると考えられています。小さなお子さまでも飲める顆粒タイプのものもあります。
③ステロイド外用薬
水いぼ自体に塗ることはありませんが、湿疹や炎症を伴う場合にステロイド外用薬を使用することがあります。
④液体窒素治療
凍結療法(液体窒素)を用いることもありますが、痛みを伴うため、小児にはあまり選択されません。
水いぼでお悩みの方は、駒沢大学駅近くの「山本ファミリア皮膚科 駒沢公園」までご相談ください。
よくあるご質問
①水いぼは自然に治りますか?
- はい。通常半年から2年以内に自然治癒 することがほとんどですが、広がる場合は治療を検討することがあります。
②うつる病気ですか?
- はい。接触やタオルの共用で感染することがあるため、注意が必要 です。
③プールには入れますか?
- 平成 25 年 5 月に日本臨床皮膚科医会・日本小児皮膚科学会より提案された「学校感染症第三種その他の感染症:皮膚の学校感染症とプールに関 する日本臨床皮膚科医会・日本小児皮膚科学会の統一見解」によると、以下のように書かれています。
「プールの水ではうつりませんので,プールに入っても構いません.ただし,タオル,浮輪,ビート板など を介してうつることがありますから,これらを共用することはできるだけ避けて下さい.プールの後はシャワーで肌をきれいに洗いましょう.」
④取らないといけませんか?
- いいえ。自然に治ることが多いため、必ずしも摘除する必要はありません。しかし、数が増える場合や気になる場合は治療を検討します。
⑤治療は痛いですか?
- ピンセットで摘除する場合は 少し痛みを伴いますが、事前に麻酔テープを貼ることで和らげることができます。
水いぼは自然に治ることが多いですが、広がる場合やかゆみが強い場合は適切なケアが必要です。気になる症状がある場合は、早めに皮膚科を受診しましょう。
水いぼでお悩みの方は、駒沢大学駅近くの「山本ファミリア皮膚科 駒沢公園」までご相談ください。