ジベルばら色粃糠疹

ジベルばら色粃糠疹について

ジベルばら色粃糠疹とは

ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)は、ウイルス感染が関与していると考えられている一過性の皮膚疾患で、特に10代から40代の方に多く見られます。発症初期に1つの大きな赤い発疹(ヘラルドパッチ)が現れた後、数日から2週間以内に全身に小さな発疹が広がることが特徴です。かゆみを伴うことがあり、約48週間で自然に治ることが多いですが、適切なスキンケアや対症療法を行うことで症状を和らげることが可能です。ジベルばら色粃糠疹でお悩みの方は、目黒区東が丘(駒沢大学駅近く)の「山本ファミリア皮膚科 駒沢公園」までご相談ください。

このような場合はご相談ください

                    

✓胸や背中に大きな発疹ができた後、小さな発疹が次々と出てきた

✓ 発疹が左右対称に広がっている

✓ かゆみがあり、皮が少しむけるような感じがする

✓ 2週間以上発疹が続いているが、発熱や痛みはない

✓ 他の皮膚疾患や感染症との区別がつかない

 

ジベルばら色粃糠疹の症状

①ヘラルドパッチ(前駆症状)

発症の12週間前に風邪のような症状(倦怠感、軽い発熱、喉の痛み)が出ることがあります。その後、最初に直径25cm程度の大きな楕円形の赤い発疹(ヘラルドパッチ)が現れます。主に胸や背中、腹部に出ることが多く、皮が薄く剥がれるような感じになることがあります。

② 小さな発疹が広がる

ヘラルドパッチが出てから数日〜2週間後に、体幹や腕、太ももに小さなピンク色の発疹が広がります。発疹は左右対称に出現し、背中ではクリスマスツリーのような模様になることが特徴的です。顔や手足にはあまり出ませんが、首周りには現れることがあります。

③かゆみ

軽度のかゆみがあることが多いですが、強いかゆみを伴うことは少ないです。特に入浴後や汗をかいた後にかゆみが増すことがあります。

④皮が少しむける

発疹の表面が薄く剥がれるような感じになり、乾燥したように見えることがあります。

⑤4〜8週間で自然に治る

発疹は48週間程度で自然に薄くなり、色素沈着を残すことなく治ることが多いですが、一部の方では3か月以上続くこともあります。

ジベルばら色粃糠疹でお悩みの方は、駒沢大学駅近くの「山本ファミリア皮膚科 駒沢公園」へご相談ください。

ジベルばら色粃糠疹の原因

①ウイルス感染

単純ヘルペスウイルス6型・7型(HHV-6HHV-7)が関与している可能性が指摘されています。ただし、直接的な感染症ではなく、人から人への感染はしません。

②免疫低下

疲労やストレス、体調不良などで免疫力が低下しているときに発症しやすく、特に季節の変わり目(春・秋)に多く見られます。

③ 皮膚の炎症反応

ウイルスが引き金となり、免疫系の異常な反応が起こり、皮膚に発疹が出ると考えられています。

ジベルばら色粃糠疹でお悩みの方は、駒沢大学駅近くの「山本ファミリア皮膚科 駒沢公園」へご相談ください。

ジベルばら色粃糠疹の日常の注意点

①入浴やスキンケアに注意

熱いお湯は避け、ぬるま湯で入浴してください。熱が刺激となり、かゆみが悪化する可能性があります。低刺激の石鹸やボディソープを使用し、ゴシゴシこすらないようにしましょう。入浴後はしっかり保湿を行うことで、皮膚の乾燥を防ぎ、かゆみを軽減できます。

②衣類の選び方

肌に優しいコットン素材の衣類を着用し、通気性の良い服を選ぶことをおすすめします。ウールや化学繊維の衣類はかゆみを悪化させる可能性があるため、できるだけ避けてください。

③かゆみ対策

かゆみが気になる場合は、冷やしたタオルや保湿剤で症状を和らげることができます。掻きむしると色素沈着が残る可能性があるため、爪を短くして掻かないように気をつけましょう。

④食事と生活習慣

ビタミンCやビタミンEが豊富な食品(柑橘類、ナッツ、緑黄色野菜)を摂ることで肌の回復を助けるといわれています。睡眠をしっかりとり、ストレスをためないようにすることも免疫力の回復につながります。

ジベルばら色粃糠疹でお悩みの方は、駒沢大学駅近くの「山本ファミリア皮膚科 駒沢公園」へご相談ください。

ジベルばら色粃糠疹の治療方法

①抗ヒスタミン薬(かゆみ止め)

かゆみが強い場合は、抗ヒスタミン薬(アレグラ、タリオン、ザイザルなど)の内服が有効です。

②ステロイド外用薬

かゆみや赤みが強い場合は、軽めのステロイド外用薬(ロコイド、リンデロンVG)を塗布することで炎症を抑えることができます。

③保湿剤の使用

ヘパリン類似物質(ヒルドイド)、ワセリン、セラミド配合クリームを使用し、肌の乾燥を防ぐことでかゆみを軽減できます。

④紫外線治療(PUVA療法)

まれに長期間症状が続く場合は、紫外線治療(ナローバンドUVBなど)が行われることもあります。

ジベルばら色粃糠疹でお悩みの方は、駒沢大学駅近くの「山本ファミリア皮膚科 駒沢公園」へご相談ください。

よくあるご質問

①ジベルばら色粃糠疹はうつりますか?
  1. いいえ。ウイルスが関与している可能性はありますが、直接人から人へ感染する病気ではありません。
    ②どのくらいで治りますか?

    通常48週間で自然に消失しますが、長い場合は3か月以上続くこともあります。

    ③再発することはありますか?

    基本的に1回だけ発症し、再発することは少ないですが、まれに免疫低下時に再発するケースもあります。

    ④皮膚が色素沈着を起こすことはありますか?
    1. ほとんどの場合、色素沈着を残さずに治りますが、強く掻いた場合には跡が残ることがあります。

    ジベルばら色粃糠疹は自然治癒する疾患ですが、適切なスキンケアや治療で快適に過ごすことができます。

    ジベルばら色粃糠疹でお悩みの方は、駒沢大学駅近くの「山本ファミリア皮膚科 駒沢公園」へご相談ください。

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