小児皮膚科

小児皮膚科

小児皮膚科

当院では、新生児から小児皮膚科診療を行っています。お子様の皮膚は、大人の皮膚と比べて薄くデリケート。
そして乾燥もしやすいため、トラブルが起こりやすく、日頃から注意が必要です。
代表的な病気では、おむつかぶれ、虫刺され、あせも、とびひ、水いぼ、アトピー性皮膚炎などがあげられます。
また、子供に特有の皮膚疾患も数多くあり、とびひ(伝染性膿痂疹、でんせんせいのうかしん)、
水いぼ(伝染性軟属腫、でんせんせいなんぞくしゅ)などが、その典型例です。

小児皮膚科診療における、当院の特徴

当院の小児皮膚科の特徴として、乳幼児からのアトピー性皮膚炎の治療、予防にも力を入れています。
「乳児湿疹がアトピーになってしまわないか」と心配される方も多く、そのような場合は、症状をこじらせてしまう前に早めに受診してください。
早い段階で治療するほうが、お子様にはもちろん、ご両親にも負担が少なくなるでしょう。

当院院長は、現役子育て中の2児の母でもあります。
同じ立場から、自身の子育て経験も交え、必要に応じて、ご家庭でのケアのポイントもお伝えしながら診療します。
いつも、お子様とパパママに寄り添う気持ちを持ち、病気に負けない、皆様の幸せで楽しい生活をサポートします。
ぜひお気軽にご受診ください。

お子様、パパママに嬉しい当院の設備

ベビーカー置場
ベビーカー置場

雨に濡れないベビーカー置場がございます。
お子様がまだ新生児の場合や、お休み中などの場合、ベビーカーのままで待合室までお入りいただけます。

お子様のための絵本&DVDコーナー
お子様のための絵本&DVDコーナー

緑が生茂るツリーをイメージしたオブジェのそばに、ちびっこテーブルとチェアを置きました。お子様に大人気で、みんな嬉しそうにDVDを楽しんでいます♪(絵本・おもちゃは、感染予防のため一時的に撤去しています。)

オムツ替えベッド&チェア付
ゆったり広々トイレ
オムツ替えベッド&チェア付 ゆったり広々トイレ

ベビーカーのままでもお入りいただける広々お手洗いです。オムツ替え用のベビーシート、そしてベビーチェアも完備しています。※女性用お手洗いも、別途ご用意がございます。

授乳スペース
授乳スペース

パウダールームの一室をカーテンで仕切り、個室としてご利用いただけます。落ち着いたプライベートな空間をご提供します。

お子様向けメディカルエクササイズ
(※キッズプログラム実施時)
併設スタジオ(※キッズプログラム実施時)

併設のスタジオでは、お子様のお肌の健康増進、体力向上や姿勢改善を目的としたメディカルエクササイズ・プログラムもご提供しています。詳しくはメディカルエクササイズのページをご覧ください。(感染症予防を目的に、しばらくお休みをしてます。)

クリニックで、キッズのお友達みんなを待っているよ♪

乳児湿疹

乳児湿疹乳児期(0~1歳)にできる皮膚炎の総称です。乳児は一般的に肌のトラブルが多いです。理由は皮膚が大人より薄く、外部からの刺激を受けやすいことや、生後2~3カ月までは皮脂が多いが、それ以降は皮脂が減って乾燥しやすくなるということがあげられます。すくなるということがあげられます。
保湿剤や炎症をおさえる塗り薬などで治療します。また必要に応じて、アトピー性皮膚炎として重症化させないためのアドバイスを行います。

当院では、アトピー・慢性湿疹外来をご用意しています。詳しくはこちらをご覧ください。

おむつかぶれ

おむつかぶれおしっこやうんちの刺激、オムツとの接触による摩擦、オムツの中のむれなどが原因です。下痢をしているとオムツかぶれが起こりやすいです。
カンジダという真菌や他の細菌が原因の事もあります。皮膚を保護するような塗り薬、原因に応じた治療を行います。

とびひ

細菌が皮膚に感染することで発症し、人にうつる病気です。かきむしった手を介して、水ぶくれがあっという間に全身へ広がる様子が、火事の火の粉が飛び火することに似ているため、“とびひ”と呼ばれています。 原因となる細菌に対する抗生剤の飲み薬、塗り薬で治療していきます。

水いぼ

水いぼはウィルスが原因でおこる皮膚の感染症です。お子さんに多い病気です。首や胸、お腹、脇の下や腕、足の付け根などに、集中的にできるのも特徴の一つです。小さいものは自然になくなる事もありますが、大きいものは放っておくとなかなか治らず増えてしまうこともあります。治療はピンセットで水いぼを摘み取ります。

小児アトピー性皮膚炎

基本的な治療法は、大人と変わりませんが、小児は大人に比べ皮膚が薄いため、一般的にはステロイド外用剤のランクを弱めて使います。ただし症状が強い場合は、一般的な小児ランクのステロイドの効きが悪いことがあります。その場合でも、安易にステロイドランクを強めるのではなく、「なぜ、ステロイドの効きが悪いのか?外用薬の塗り方に問題が無いか?量は適切か?」などを確認し、患者様にご説明の上で、できるだけ弱めのステロイドで十分な効果が出るようにしています。 赤ちゃんの乳児湿疹、アトピー性皮膚炎は、2~3歳頃から自然寛解が認められ、50%が自然寛解に達する年齢は8~9歳と言われています。いかに、この「年齢とともに良くなる」ルートから外れずに改善させてゆくかは、治療次第と考えています。早めの受診をお薦めします。

当院では、アトピー・慢性湿疹外来をご用意しています。詳しくはこちらをご覧ください。

乳児脂漏性皮膚

頭部や顔面、腋窩(えきか・脇の下のくぼんだ部分)など、皮脂分泌が盛んな部位(脂漏部位)や、頚部、腋窩部、ソケイ部など皮膚が密着して隙間の無い、間擦部(かんさつぶ)に起こる、カサカサや赤身を脂漏性皮膚炎と呼びます。皮脂分泌が多い状態になると、皮膚常在菌である真菌(カビ)により、皮脂が遊離脂肪酸に分解され、それが皮膚を刺激し、炎症を引き起こすとされています。

思春期以後の成人にも、よく発症しますが、乳児と成人では、症状が出やすい部位に違いがあります。
乳児では、生後2~4週頃から、頭部や眉毛部分などに黄色のカサブタが、頭を洗っても取れないくらい、へばりついたような感じになることが多いです。普通は1歳になる頃までに自然に治ることが多いですが、症状の酷い場合は、ステロイド外用剤を使います。ただし、ステロイド外用剤を塗ると治まるけど、中止すると再発するという場合や、滲出液が出てなかなか治まらない場合は、当院でご相談ください。抱っこの仕方などの生活習慣の見直しや、乳児の身体の特性に基づいた当院独自の運動処方(親子体操のような)により、改善するケースも見られます。症状に応じて、赤ちゃんをお世話する際の注意点なども合わせてアドバイスします。

当院では、アトピー・慢性湿疹外来をご用意しています。詳しくはこちらをご覧ください。

あせも(汗疹)

あせも(汗疹)とは、汗を多量にかいたあとに、皮膚に細かい水ぶくれやブツブツが現れる皮膚疾患のことです。 汗をかきやすい夏季に多く、小児に発症しやすい疾患ですが、高熱を出している方や高温環境下で作業している方にも見られます。

治療には、ステロイド外用薬や抗生剤の内服(細菌感染が加わっている場合)などが行われます。再発を繰り返さないためには、汗が出たらシャワーを浴びるか、こまめに拭き取るようにすることが大切です。ベビーパウダーは汗孔の閉塞や、しわの奥に溜まるためお薦めしません。あせもを放置すると細菌感染の温床となり、とびひやあせものようになりますので早めに治療しましょう。

虫刺され

虫さされ(虫刺症)では、虫に刺された直後から翌日以降に、その部分が赤く腫れたり、水ぶくれになったり、しこりになったりします。特に小さいお子さんは、大人よりも反応が強く、大きな水ぶくれや、広範囲の腫れが見られることもあります。 治療には、ステロイド外用剤による治療が基本となります。あまりに痒がる場合はかゆみ止めの内服や、ドレニゾンテープというステロイドを含んだ“医療用虫パッチ”のようなものを使用します。治療法としては、大人の場合と変わりませんが、小さなお子さんの場合は、掻き壊すことで、化膿・とびひの原因や、治りにくい痒疹(痒みの強い硬い湿疹)になることもあるため、早めの治療をおすすめします。

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